今週の競馬予想に必ず役立つJRA重賞レース過去データと傾向|G1.G2.G3
今週のJRA重賞レース予想に必ず役立つ過去データと傾向を徹底分析。過去データから見えてくる馬券対象馬がある。
過去10年で1番人気は(4-1-0-5)と連対率50%はTOPの成績。
2007年~2012年までは1番人気が5,8,1,14,6,9と無残な成績で全く信用できなかったが、
近4年では1,1,1,2着と傾向に変化が現れているようにも思える。とはいえ、1番人気を振り返るに、
ロードカナロア、ジャスタウェイ、モーリス、モーリスと絶対的な王者が名を連ねている。
今年のメンバーは王者不在の混戦。過去4年のような結果では終わらないだろう。
過去10年で上位人気2頭で決まった決着は4回あるが、全て3着は9番人気以下と、ただでさえ波乱が強いレース。
過去10年では6番人気以下が14頭馬券に絡んでいる。もしかするとこの春1番の大荒れになるか。。。
想定1番人気のイスラボニータがどこまで。
出走頭数最多は京王杯SC組で(1-3-1-34)。出走頭数の母数を考えると、ここから選ぶのは適策ではなさそうだ。
好走率が高いのはダービー卿CT組で(2-0-0-3)の成績となるが、モーリスとロゴタイプ。今年はロジチャリスが同ローテで挑んでくるが、
そのレベルに達しているかは怪しい。ヴィクトリアマイル組も(2-0-1-15)でそこそこの成績だが、前走2番人気以下に限定すると(0-0-1-13)となり、
激走したデンコウアンジュはデータから推奨はできない。それならば海外馬はどうかと視野を広げると、(2-2-0-22)の成績。
連対率は15%以上と高確率で好走している。今年はコンテントメントとビューティーオンリーが出走予定だが、
安田記念2回目の香港馬は(0-0-0-8)の成績なので、可能性があるのはビューティーオンリーと絞れる。
06年は1,3着を香港馬が決めたが思えばいずれもチャンピオンズマイル3着以内に好走していた。
今年も条件に当てはまっている点やメンバーレベルの低さを考えると可能性はありそうだ。
香港馬を推奨する傾向だったが、日本馬を買うべきデータも当然ながらある。
過去10年の勝ち馬のうち9頭が重賞勝利経験があり、8頭が芝1600mで連対率50%を超えていた。
これから推奨される馬は、ステファノス、アンビシャス、イスラボニータ、エアスピネル、ロゴタイプ、ロジチャリス、ビューティーオンリーの
5頭。勝ち馬はこの中から選べば良さそうだ。つづいて、相手探し、堅実な大阪杯組(0-2-1-3)かつ2着馬は(0-2-0-0)と連を外さないデータから、
ステファノス。芝1600mを3戦以上、重賞勝利経験及び複勝率100%の馬は(1-1-0-2)でエアスピネル。
前年勝ち馬のリピートが多く(1-1-0-1)でロゴタイプ。このあたりまでが軸候補になりそうだ。
実は天皇賞秋と安田記念は密接な関係があるレースで、前年天皇賞秋で3着以内に好走した馬は
(3-1-0-2)と連対率67%にも及ぶ。さらに、4か月以上の休養明け初戦だった馬を除けば、(3-1-0-0)とパーフェクト連対。
ステファノスは昨年天皇賞秋で3着。今年は大阪杯で2着と完全に条件に合致。一番の推奨馬となる。
近3走全て1400m以下を使われた馬は(0-0-1-13)でレッドファルクス、トーキングドラムは割引。
準OPからOP特別を連勝した馬の成績は(1-1-0-1)だが、過去10年の連対馬20頭中19頭が重賞勝利経験があり、3着までか。
昨年は3番人気ハートレーが勝利。2着に1番人気ロードクエスト、3着に2番人気バティスティーニと上位人気馬が好走し、馬連1220円・3連単7790円と順当な決着に終わった。だが、一昨年は2番人気シャイニングレイが勝利するも、2着に8番人気コメート、3着に9番人気ブラックバゴが激走。馬連9330円・3連単34万5220円の波乱となった。一昨年は多頭数で、オッズも割れ加減の混戦だった。頭数や人気次第では波乱の要素も十分にある。
枠番別成績は、5枠の馬が【2.0.0.1】。過去2年の勝ち馬が出ている。また、6枠の馬は【0.1.1.2】で連対率25%・複勝率50%と優秀だ。3着以内馬はすべて中枠の3~6枠から出ていた。逆に内の1~2枠、外の7~8枠からは3着以内馬が出ていない。
キャリア別成績は、新馬戦を勝ったばかりの1戦の馬が【2.0.0.1】。一昨年のシャイニングレイ、昨年のハートレーと過去2年の勝ち馬が出ている。また、キャリア2戦の馬は【0.1.2.3】。昨年の2・3着馬が該当しており、複勝率50%と非常に高い。これらキャリアが浅い1~2戦の馬が好成績をあげている。逆に、3戦の馬は【0.0.0.10】で不振傾向。4戦の馬は【0.1.0.5】で、一昨年2着のコメートが好走している。
前走着順別成績は、前走1着馬が【2.2.2.9】。過去2年の3着以内馬はすべて前走1着で、連対率26.7%・複勝率40.0%と高い。これら6頭はすべて前走2番人気以内で勝利していた。なお、前走6着以下に敗れた馬は【0.0.0.10】。すべて今回8着以下に敗れており、巻き返しは厳しい。
過去10年で10番人気以下の人気薄は【0.0.0.45】で苦戦傾向にある。
過去10年で最多の4勝を挙げるのが8番人気【4.0.0.6】で、10番人気以下からも【0.4.2.81】と6頭が馬券に絡んでいる。8番人気以下がすべて馬券圏外だったのは昨年のみ。その昨年も3→5→1番人気で3連単は5万馬券弱と、決して平穏だったわけではない。その他の年は、2着同着だった09年も含め8万馬券を超えており、波乱を前提に挑みたい。ただ、8番人気以外の優勝馬6頭は1~4番人気だ。
年齢別で突出した成績を残すものはなく、4歳の【2.2.4.27】複勝率22.9%がやや高い程度。連対率は各年齢15%未満だ。ただ、5番人気以内馬の成績を見ると、3、4歳が計【1.4.4.18】と2~3着が多く、優勝したのは昨年のロサギガンティアのみ。5歳は【2.1.1.8】。そして6歳以上は【3.0.0.8】で、着外8頭中7頭は9着以下と、勝つか大敗かの両極端だ。
枠番別では、7、8枠が計【5.8.4.41】と13連対、複勝率29.3%。7~8枠に3頭ずつ入る年が大半のため好走馬も自然と多くなるが、複勝回収率でも103%を記録。特に7枠は【4.4.3.17】連対率28.6%、単複の回収率106%、135%の好成績だ。その他、1~2枠は【2.1.3.33】複勝率15.4%、3~6枠は【3.2.2.73】同8.8%。中でも3枠と6枠は、5番人気以内計11頭を擁しながら全馬が圏外に敗退している。
前走クラス別では中央G1組が【5.7.4.53】と目立つが、連対率17.4%、複勝率23.2%とさほど高くはない。中ではマイルCSからの出走が多いが、同レース2~9着馬は【2.1.1.12】連対率18.8%、10着以下が【2.5.3.26】同19.4%と、前走着順はまったくアテにならない。その他、前走G2組は【2.0.1.11】複勝率21.4%、G3【1.3.2.34】同15.0%、オープン特別【2.0.2.40】同9.1%、1600万【0.0.0.8】と、前走の格が下がるほど複勝率も低くなる。
牝馬は【0.1.1.23】で勝ち星がなく、苦戦傾向にある。
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【5.2.1.2】。13年オルフェーヴルら最多の5勝をあげ、連対率70%・複勝率80%と高い。2番人気馬は【2.0.2.6】で、10年ヴィクトワールピサら2勝。一方、3番人気馬は【0.0.1.9】で、3着1回のみと不振傾向にある。以下、4・8・9番人気馬が1勝ずつ。昨年は8番人気ゴールドアクターが勝利している。
2・3着馬は下位人気まで幅広く分布。07年以降では、13年を除いて8番人気以下の伏兵が1頭は3着以内に激走している。馬連での万馬券は07年・08年・一昨年の3回。近2年は3連単で10万円以上の配当が続いている。オルフェーヴルのラストランとなった13年のように堅く決着する年もあれば、14番人気アドマイヤモナークが2着に激走して大波乱となった08年のような年もある。順当か波乱か、両極端な結果が出ている。
年齢別成績は、4歳馬が【4.4.2.28】。昨年のゴールドアクターら最多の4勝をあげ、勝率10.5%・連対率21.1%・複勝率26.3%はいずれも世代別トップだ。3歳馬は【3.3.2.27】で、12年ゴールドシップら3勝。連対率17.1%・複勝率22.9%は4歳馬に次いで高い。昨年はキタサンブラックが3着に好走している。これら3歳馬・4歳馬が好成績をあげている。
出走数が最も多い5歳馬は【3.2.3.35】。一昨年のジェンティルドンナら3勝をあげ、連対率11.6%・複勝率18.6%。6歳馬は【0.0.1.18】で、好走したのは07年3着ダイワメジャーのみで苦戦傾向にある。なお、7歳以上の馬は【0.1.2.13】で勝ち星こそないが、複勝率18.8%。3着以内に入った09年3着エアシェイディ(当時8歳)ら3頭はいずれも10番人気以下の人気薄だった。
前走レース別成績は、出走数が抜けて多いジャパンカップ組が【3.4.4.53】。一昨年のジェンティルドンナら3勝をあげており、連対率10.9%・複勝率17.2%。昨年はサウンズオブアースが2着に好走しており、07年を除いて毎年1頭は3着以内に入っている。
この組は今回の有馬記念が休み明け何戦目かに注目。休み明け3戦目の馬が【2.3.3.21】で、連対率17.2%・複勝率27.6%。近6年で毎年1頭は3着以内に入っており、この組の3着以内馬11頭中8頭を占めている。これら8頭中7頭は前走ジャパンCで5番人気以内に支持されていた。また、休み明け4戦目の馬は【1.1.1.19】で、10年ヴィクトワールピサの1勝のみ。近5年は9頭出走して、いずれも馬券圏外に敗れている。なお、休み明け2戦目【0.0.0.6】、5戦目【0.0.0.2】、6戦以上【0.0.0.5】の馬はそれぞれ苦戦傾向にある。
ジャパンカップ以外の前走レースでは、天皇賞・秋組が【3.0.1.6】。09年ドリームジャーニーら最多タイの3勝をあげているが、11年以降は3着以内馬が出ていない。菊花賞組は【2.1.1.7】で11年オルフェーヴル、12年ゴールドシップが勝利。近2年も一昨年2着トゥザワールド(9番人気)、昨年3着キタサンブラック(4番人気)と続けて好走馬が出ている。なお、前走菊花賞で1着だった馬は【2.0.1.1】と好相性だ。
その他ではアルゼンチン共和国杯組が【1.0.0.5】で、昨年のゴールドアクターが勝利。エリザベス女王杯組は【0.2.0.8】で勝ち星こそないが、09年ブエナビスタら2着2回。これら2頭はともに3歳馬だった。金鯱賞組が【0.2.0.9】で、13年ウインバリアシオンらが連対。なお、ステイヤーズS組【0.0.0.10】で苦戦傾向にある。
馬番15・16番の馬は【0.0.0.14】で不振傾向にある。
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【3.2.2.3】。一昨年のダノンプラチナら3勝をあげ、複勝率70%と高い。2番人気馬は【3.1.1.5】で、昨年のリオンディーズら最多タイの3勝をあげている。以下、3・4・5・7番人気馬が1勝ずつ。7番人気馬の優勝は12年ロゴタイプ。10番人気以下の激走は2着2回・3着1回。一昨年2着アルマワイオリ(14番人気)、昨年3着シャドウアプローチ(11番人気)と近2年は続けて激走している。
馬連での万馬券は一昨年の1回のみ。上位人気馬の勝利が多いものの、近5年は6番人気以下の伏兵が1頭ずつ絡んでおり、やや波乱となるケースが多い。
前走レース別成績は、東京スポーツ杯2歳S組が【3.2.1.14】。09年ローズキングダムら最多の3勝をあげ、連対率25.0%・複勝率30.0%と高い。この組の3着以内馬6頭はすべて朝日杯FSで上位4番人気以内に支持されていた。
出走数が最も多い京王杯2歳S組は【1.4.2.34】。10年グランプリボスの1勝のみで、連対率12.2%・複勝率17.1%。昨年はこの組からシャドウアプローチが3着に入っている。この組の3着以内馬7頭はいずれも前走で3着以内に入っていた。また、デイリー杯2歳S組は【0.3.2.14】。勝ち星こそないが、昨年はエアスピネルが2着。複勝率26.3%で東スポ杯2歳S組に迫っている。この組の3着以内馬5頭中4頭は前走デイリー杯2歳Sで連対を果たしていた。
その他の前走重賞組では、少数ながら新潟2歳S組が【1.0.0.0】で08年セイウンワンダーが優勝。いちょうS(現サウジアラビアRC)組は【0.0.1.2】で一昨年クラリティスカイが3着。両馬はともに前走で勝利をおさめていた。
出走数が多い前走500万下組はのべ【4.1.4.37】。一昨年のダノンプラチナら最多の4勝をあげている。この組の前走距離別成績は、前走1600m組が【4.0.3.11】。勝ち馬4頭は芝・ダート問わず、すべて前走1600m戦を使われており、連対率22.2%・複勝率38.9%と優秀だ。また、前走1400m組は【0.1.1.15】で勝ち星はなく、複勝率11.8%。前走500万下の3着以内馬の前走距離は上記2つに限られていた。
その他の前走クラスは、オープン特別組が【0.0.0.20】で不振傾向。なお、新馬戦組は【1.0.0.3】で昨年のリオンディーズが勝利している。
出走馬の所属別成績は、美浦所属の関東馬が【5.5.3.44】。一昨年のダノンプラチナら5勝で、連対率17.5%・複勝率22.8%。対して、出走数が多い栗東所属の関西馬は【5.5.7.86】。昨年のリオンディーズら5勝で、連対率9.7%・複勝率16.5%。関東馬の方がそれぞれ高いものの、阪神開催となった近2年は関西馬が巻き返しつつある。
また、騎手ではM.デムーロ、ルメール騎手を含めた外国人騎手の騎乗馬が【5.2.2.12】。勝率23.8%・連対率33.3%・複勝率42.9%と非常に高い。特にデムーロ騎手は【3.0.0.1】で10年グランプリボス、12年ロゴタイプ、昨年のリオンディーズで勝利し、特に相性が良い。外国人騎手、特にデムーロ騎手の騎乗馬はチェックしておきたい。
前走1200mだった馬は【0.0.0.20】で苦戦傾向にある。
前走レースが未勝利だった馬は【0.0.0.10】と明らかに苦戦傾向にある。
過去10年、1~3番人気は連対率で順に40%、30%、30%。複勝率は40%、30%、50%と拮抗した成績。また、4番人気は複勝率20%だが、5~6番人気も計【3.2.4.11】で複勝率45.5%を記録しており、配当妙味も含めれば、この5~6番人気あたりが狙いになる。なお、7番人気以下は【1.3.3.63】。
キャリア別では、6戦馬が【2.5.3.14】で複勝率41.7%。7戦も連対ゼロながら【0.0.3.4】で複勝率は42.9%をマーク。この6~7戦の複勝回収率は244%にもなり、該当馬がいれば注目したい。その他では2~3戦が【4.2.1.22】で連対率20.7%、複勝率24.1%とまずまず安定している
外回りコースで行われた過去9回、逃げた馬が【3.0.2.4】で複勝率55.6%。3角2~5番手も【5.8.3.29】複勝率35.6%と安定している。一方、3角6~9番手は【0.0.1.31】で、5番人気以内11頭は全て馬券圏外。中団よりも、10番手以下【1.1.3.24】のほうが好走の可能性は高くなる。
前走距離別では、同じ1600m出走馬が【4.8.6.41】で連対率20.3%。1400m組も【5.1.2.26】同17.6%と上々で、勝率14.7%は1600m組の6.8%を大きく上回る。
対して、距離短縮馬は【1.0.2.27】と苦戦傾向だ。なお、前走クラス別の好走馬は分散しており、500万でも【4.3.4.39】連対率14.0%と通用する一方、G1組でも【0.2.1.9】同16.7%止まりだ。
前走レースが未勝利だった馬は【0.0.0.10】と明らかに苦戦傾向にある。
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【2.1.1.6】。11年ヴィクトワールピサら2勝も、連対率30%・複勝率40%と低い。2番人気馬は【3.1.1.5】で一昨年のジャスタウェイら最多の3勝。3番人気馬は【2.2.2.4】で複勝率60%でトップ。
以下、6番人気馬が2勝、13番人気馬が1勝。13番人気馬の勝利は不良馬場で行われた10年トーセンクラウン。この時は馬連万馬券となる波乱となったが、その他の年は堅めの決着が多い。
前走距離別成績は、前走1400m組が【1.1.3.4】。06年に6番人気バランスオブゲームが勝利し、複勝率55.6%と非常に高い。また、前走1600m組は【2.4.3.20】で09年カンパニーら2勝。こちらも連対率20.7%・複勝率31.0%と優秀だ。これら距離延長組の複勝率が高い。
また、距離短縮組では前走2000m組が【3.1.2.32】で一昨年ジャスタウェイら最多の3勝。前走有馬記念の2500m組が【2.1.0.4】で13年ナカヤマナイトら2勝。なお、前走同距離の1800m組は【1.2.0.16】で複勝率15.8%と低い。
年齢別成績は、5歳馬が【3.4.2.24】。一昨年のジャスタウェイら3勝で、連対率21.2%・複勝率27.3%はトップ。複勝率では4歳馬が【2.0.4.20】で23.1%、6歳馬が【1.5.1.25】で21.9%と続く。
なお、7歳以上の馬は【4.1.3.35】で複勝率18.6%。しかし、09年カンパニー(当時8歳)ら最多の4勝をあげており、高齢馬の一発に注意が必要だ。
前走クラス別成績は、前走G1組が【5.3.1.13】で中心。昨年のヌーヴォレコルトら最多の5勝をあげ、勝率22.7%・連対率36.4%・複勝率40.9%といずれも高い。前走G3組は【4.6.4.47】で、12年フェデラリストら4勝。連対率16.4%・複勝率23.0%は前走G1組に次ぐ高さだ。
一方、前走G2組は【0.1.4.18】で勝ち星がなく、連対率4.3%と低い。また、オープン特別組も【1.0.1.19】で、複勝率9.5%と苦戦傾向にある。
4~5歳馬で当日6番人気以下の馬は【0.0.0.27】で好走馬なし。
過去10年の1番人気成績は【1.2.2.5】。勝利したのは13年ロードカナロアだけで、好走率は低い。2~3番人気が【5.4.2.9】で、上位人気ではこちらの方が好走率は高い。4番人気も【3.1.0.6】でまずまずの成績。あとは中位人気の好走がちらほら見える。10番人気以下は【1.0.1.67】で、大穴の激走は少ない。
前走レース別では阪神Cからの直行組と東京新聞杯、シルクロードSの3レース組が主力。それぞれ出走馬の数はほぼ互角。ただ、好走率で見ると阪神Cが優勢。好走馬だけでなく、6着以下からの巻き返しも注意したい。東京新聞杯組は好走馬に注目。シルクロードS組は逆に好走馬ではなく、6着以下だった馬を警戒。
枠順別成績は1枠が【3.3.1.12】、2枠が【3.2.3.12】、3枠が【1.2.3.14】でそれぞれ複勝率30%以上をマーク。
5枠から8枠までそれぞれ勝ち馬は出しているが、全体的に見て内枠がかなり優勢となっている。
前走オープン特別組は【0.0.0.29】で大不振。上位人気馬が少ないとはいえ、一頭も好走馬が出ていない。前走1600万クラス組は【0.1.1.13】。
他の重賞は小倉大賞典や京都牝馬S、京都金杯など年明けの重賞が多い。前走G1ならば休み明けでも問題ない。
6歳馬で3番人気以下の馬は【0.0.0.35】で好走馬なし。
過去10年、1~2番人気は【1.6.3.10】と勝ち切れないが複勝率は50%。3~4番人気は【1.0.2.17】で同15.0%と不振で、その下の5~7番人気から【6.1.3.20】と勝ち馬が多く出現している(勝率20.0%、複勝率33.3%)。
ハンデ戦らしく2ケタ人気でも【2.1.2.62】。好走の余地はあり、中位人気以下にも幅広く警戒が必要だ。
前走レース別では、中山金杯組が【4.1.4.14】で連対率21.7%。他に出走馬が多い中では、京都金杯組【0.3.2.19】で連対率12.5%、日経新春杯組【0.2.1.10】で同15.4%と、勝ち馬が出ていない。
ただしG2でも、日経新春杯以外のG2は【3.1.1.6】で連対率36.4%になる。また、1600万組も【2.1.0.11】で同21.4%を記録しており、軽視できない。
中京で代替された10年を除く9回では、1~3枠が【6.7.4.37】で連対率24.1%。4~8枠は【3.2.5.78】同5.8%と、内枠優勢の傾向が出ている。
特に、2月中旬以降になった過去3年は、13年が3→1→6枠、14年が2→1→3枠、そして昨年が3→1→1枠と、1~3枠が3着以内9頭中8頭を占めている。
年齢別では、7歳以上が最多の5勝(7歳3勝、9、10歳各1勝)を挙げ、【5.3.3.42】で連対率15.1%。
他に4歳が同14.3%、5歳が同15.0%など、4~5歳も7歳以上と連対率や複勝率では互角だ。一方、6歳馬は【1.1.3.31】で連対率5.6%と苦戦傾向。
53キロ以下の軽ハンデの馬は【0.0.0.23】で3着以内馬なし。
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【3.3.1.3】。13年ハナズゴールら3勝をあげ、連対率60%・複勝率70%と高い。2番人気馬も【3.1.1.5】で、一昨年のウリウリら3勝。以下、4・5・6・9番人気馬が各1勝。
昨年は9番人気ケイアイエレガントが勝利し、2着15番人気、3着8番人気が激走する大波乱。ただし、それ以外の年は馬連万馬券はなく、堅めの決着で決まることが多い。
前走レース別成績は、出走数が最も多い愛知杯組が【3.3.1.22】。10年ヒカルアマランサスら3勝をあげ、昨年も8番人気パワースポットが3着に好走。この組は前走5着以内に注目。該当馬は【3.2.1.8】で、連対率35.7%・複勝率42.9%と高い。
また、京都金杯組は【1.3.1.6】で11年ショウリュウムーンが勝利。連対率36.4%・複勝率45.5%と優秀だ。なお、ターコイズS組は【0.1.2.16】と未勝利で苦戦傾向。
年齢別成績は、4歳馬が【6.1.1.43】。一昨年のウリウリら過半数の6勝をあげている。ただし、連対率13.7%・複勝率15.7%はそれほど高くない。
連対率17.4%・複勝率23.9%でトップなのが5歳馬で【2.6.3.35】。6歳馬は【2.4.4.34】で、複勝率22.7%と5歳馬に次いで高い。
前走クラス別成績は、前走G1組が【0.1.0.11】。3着以内に入ったのは14年1番人気2着のドナウブルーのみと苦戦傾向。また、オープン特別組も【1.1.3.42】で、13年ハナズゴールの1勝のみ。連対率4.3%・複勝率10.6%と低い。
なお、前走1000万下組は【2.0.0.12】で一昨年のウリウリら2勝。前走1600万下組は【0.2.3.15】で複勝率25.0%。前走条件戦組の激走に注意したい。
7歳以上の高齢馬は【0.0.1.12】で連対馬が出ておらず、苦戦傾向にある。
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【5.0.2.3】。昨年のコパノリッキーら最多の5勝をあげ、複勝率70%。2番人気馬は【0.3.2.5】で勝ち星がなく、複勝率50%。3番人気馬が【2.2.2.4】で、13年グレープブランデーら2勝。連対率40%・複勝率60%と1番人気馬に次いで高い。以下、6・7・16番人気馬が各1勝。16番人気馬の勝利は一昨年のコパノリッキー。2ケタ人気馬の激走は同馬と3着1回のみ。
配当面では12~14年まで3年続けて馬連万馬券で3連単でも10万円以上の波乱となっていたが、昨年は人気順で1→5→3番人気で決まり、堅い決着におさまった。順当か波乱か、両極端な結果となっている。
前走レース別成績は、川崎記念組が【1.4.2.9】。09年サクセスブロッケンが勝利し、連対率31.3%・複勝率43.8%と高い。3着以内に好走した7頭はすべて前走の川崎記念で3着以内に入っていた。
また、東京大賞典組は【1.3.4.8】。08年ヴァーミリアンが勝利し、連対率25.0%・複勝率50%と優秀だ。この組の3着以内馬8頭中6頭は過去にダートグレードG1で勝利した経験があった。
出走数が最も多い根岸S組が【1.1.2.53】。12年テスタマッタの1勝のみで、連対率3.5%・複勝率7.0%と低い。この組は前走1着馬に注目。前走根岸S勝ち馬は【0.1.2.5】で勝ち星こそないものの、複勝率37.5%と健闘している。一方、前走2着以下は【1.0.0.48】で、好走したのはテスタマッタ(前走3着)しかいない。
13年グレープブランデー、昨年のコパノリッキーと近3年で2勝をあげているのが東海S組で【2.1.0.4】。昨年5番人気2着のインカンテーションも該当。連対馬3頭は前走東海Sで3着以内に入っていた。
チャンピオンズC組は【0.0.1.0】で、昨年ベストウォーリアが3着に入っている。
前走距離別成績は、阪神開催時のジャパンカップダートを含む前走1800m組が【6.2.2.29】。昨年のコパノリッキーら3年続けて勝利しており、最多の6勝をあげている。昨年は上位3着までこの組だった。
また、東京大賞典組を含む前走2000m組が【1.3.4.11】、川崎記念・東京開催時のジャパンカップダートを合わせた前走2100m組が【2.4.2.9】。これら距離短縮組が【9.9.8.54】で、連対率22.5%・複勝率32.5%と好成績をあげている。
対して、距離延長組は【1.1.2.68】と不振。3着以内馬4頭はすべて根岸S組だった。なお、前走1200m組は【0.0.0.5】で苦戦傾向にある。
なお、前走同距離の1600m組も【0.0.0.7】で3着以内馬が出ていない。
過去10年の勝ち馬はすべて関西馬。関東馬は【0.1.1.19】と苦戦しており、なかでも7番人気以下の馬は【0.0.0.17】。
過去10年、1番人気は【4.3.0.3】で連対率70%。2~3番人気も計【3.4.6.7】で、複勝率65.0%と上位人気は安定した走りを見せており、1~3番人気から1頭も連対できなかった年はない。
勝ち馬・連対馬はすべて6番人気以内だ。7番人気以下は【0.0.3.57】と好走しても、3着止まり。
前走クラス別では、海外G1出走馬が3戦3勝。国内では有馬記念組が【4.2.3.7】で、複勝率56.3%を記録するなど、国内G1全体でも【4.4.6.20】で複勝率41.2%。
また、G3組も【3.3.1.19】で連対率23.1%と上々だが、G2は【0.2.3.32】で連対率は5.4%。
なかでも日経新春杯組は【0.0.2.12】、アメリカJCCは【0.0.1.14】と苦戦。なお、オープン特別組は【0.1.0.10】、条件戦組は【0.0.0.9】。
年齢別では、4歳馬が【5.2.1.21】で勝率17.2%、連対率24.1%。勝利数で次ぐのは5歳馬で【4.1.5.22】だが、連対率は15.6%止まり。
【1.7.3.22】を記録した6歳が連対率24.2%、そして複勝率はトップの33.3%になる。7歳以上は【0.0.1.25】と苦戦傾向。
枠番別では8枠が【3.1.5.11】で、特に複勝率が45.0%と高い。その8枠を含む外目の5~8枠が計【7.7.8.50】で連対率19.4%と、多くの好走馬が出ている。
その他では1枠に入った馬が【1.2.0.8】で連対率27.3%と高い。
2~4枠は計【2.1.2.32】で連対率8.1%止まり。馬券圏内を外した1番人気3頭のうち、14年のジェンティルドンナ、13年のジャスタウェイはこの2~4枠に入っていた。